腰痛で悩む人が知らない「痛みを防ぐ体の使い方」 柔軟性を高めておきたいのは「腰」ではなかった

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日本人の3割が悩んでいる腰痛。予防や痛みを軽くする体の使い方、ストレッチを紹介します(写真:buritora/PIXTA)
テレビや雑誌などのメディアで健康情報を発信するトレーナーの坂詰真二さんが、疲れない体、引き締まった体、自信がもてる体をつくるメソッドを伝授する本シリーズ。今回のテーマは体の不調を和らげて、コンディションを整えるトレーニングの2回目、「腰痛を予防、軽減する」です。
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日本人の3割が抱えているともいわれる腰痛 。その原因にはさまざまなものがありますが、原因となる疾患が画像診断などで特定される割合は何%程度でしょうか?

A 85%程度
B 50%程度
C 15%程度

原因が特定できない腰痛もある

正解はCの15%です。

病院で行われるCT(コンピュータ断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像診断装置)、X線などの画像検査で、背骨の変形や神経の圧迫などの問題が認められるもの、あるいは内臓の疾患などによって痛みが発生しているものは、「特異的腰痛」 と呼ばれます。それ以外の、原因がハッキリと特定できないものを「非特異的腰痛」といいます。

医学雑誌『JAMA』に掲載された研究によると、特異的腰痛は全体のわずか15%にすぎず、非特異的腰痛が85%を占めるといわれています。

What can the history and physical examination tell us about low back pain? JAMA 268: 760-765, 1992
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