なぜ、このような構成になったのか。背景にはユニゾの「みずほ離れ」戦略がある。
ユニゾの地銀開拓はトップダウンで進められた。EBOが実施される2020年6月まで社長を務めていた小崎哲資氏は、ユニゾの源流である興銀出身だ。2009年にはみずほフィナンシャルグループの副社長にまで上り詰めたが、社長レースに敗北し2010年にユニゾへと転籍した過去を持つ。
ユニゾのメインバンクは長らくみずほ銀行だったが、小崎氏時代に「喧嘩別れ」(みずほ幹部)した。資金面での縁を切り、地銀などへの借り換えを進めた。ユニゾの元社員は「財務部に対して地銀との取引数増加がノルマとして与えられた」と打ち明ける。
当の地銀は「ユニゾはみずほ系の企業で、メインバンクをみずほが務めているから大丈夫だろうと思い、融資を増やしてしまった」(ある地銀幹部)と悔やむ。実質的なメインバンクが存在しない、いびつな債権者構成はこうして出来上がった。
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