相川七瀬が語る「芸能人の学び直し」で感じたこと 子どもと一緒に高卒認定に挑戦、大学生活送る
歌手としてキャリアを重ねながら、國學院大學神道文化学部で学んでいる相川七瀬さん。子どもと一緒に高卒認定試験にチャレンジし、同大の科目履修生を経て2020年に学部生として入学した。背景には高校を中退して芸能界に入ったことから、人生から「当たり前の学生生活」が欠けていることへの心残りがあったという。(全2回の2回目)
―― 現在大学4年生ですが、高卒認定試験(旧大検)を経て大学受験資格を得ています。
高卒認定に挑戦したのも子どもの影響です。私は高校を中退したので高卒認定を取りたいとずっと思ってはいたのですが、なかなか踏み出すきっかけがなくて。
けれども子どもたちの中学受験や大学受験をそばでサポートする中で、できなかったことができるようになっていく彼らの進化を目の当たりにして、自分もできるのではないかと力をもらいました。海外の高校に通っていた長男が、日本の高卒認定も取ろうとなったときに、じゃあ私も一緒にやろうかなと勉強を始めました。
子どもと一緒に点数を競い合う
―― お子さんと一緒に挑戦したのですか。
そうです。彼は塾に行って習ったことを私に教える。「私に教えられないってことは理解できてないんだよ」と言いながら、教えてもらいました。同じ試験を受けて点数を競い合って、同じ試験に一緒に落ちたこともあります。
「あんな簡単な問題を間違えたの?」と私がからかうことも、その逆もありました。2018年に一緒にクリアできました。いい時間でしたね。
―― 英語や数学など一通り勉強するのは大変だったでしょう。
私は数学が大嫌いで、小学3年生の分数くらいで止まっていました。高卒認定でも数学はある程度やらないといけなくて、家庭教師をつけて中学生のレベルまで戻って勉強しました。
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