「試験に成功する人」が挫折時にしている3つの事 「頭のいい人」は失敗しても、ただでは転ばない
これらの経験を経て、落ち込んだ時に立ち直る方法について考えてみましょう。
落ち込んだ時に立ち直る方法
まず大切なのは、ネガティブな感情をコントロールすることです。努力の大きさに応じて、失敗のショックは自分の心を襲います。資格試験でも仕事でも、懸命に考えて努力した結果が望まないものであった場合、過去の自分を責める気持ちが自然に沸き上がるはずです。
失敗を適切に評価し、同じミスを繰り返さないように対策を考えることは大切ですが、必要以上に自分を責めても得るものはありません。失敗した事実を責めるのではなく、ミスをした原因を分析することを心がけましょう。
そして、前向きになるためには、希望を持つことが必要です。
勉強を開始した当初は、私のように目的があったはずです。
机に向かう苦しい日々を続けていると、いつの間にか「合格しなければならない」という思いにとらわれて、合格を義務に感じてしまう人もいるかもしれません。
ですが、資格を取得することはあくまでも人生を変える手段の一つにすぎません。
人によっては、資格は人生の選択肢を増やすことになり、人生の満足度を上げることにつながります。私も合格前と合格後では、人生が良い方向に大きく変わったと感じています。つまり、勉強は義務ではなく、人生を充実するための過程です。そう考えると、不合格も合格までのステップに過ぎないので、勉強を開始するときに抱いていた希望をもう一度思い出しましょう。
また、立ち直るために、時には家族や友人に助けを求めることも必要です。
つらく大きい失敗をしたときは、前向きになろうとしても心からその事実が離れず、常に自分を責めてしまいがちです。その時間が続くと苦しさが増幅していくので、失敗から意識的に離れることが心を休めることになります。もし、苦しさを分かち合える家族や友人がいるならば、感じているつらさを話すだけで、心が軽くなるはずです。
一時的に勉強を休み、趣味に集中する時間を作るのもよいでしょう。私の場合は、格闘技の練習をすることが何よりのストレス解消でした。自分と互角の相手と練習すると、余計なことを考える余裕がなくなり、目の前の戦いに集中できます。少なくともその間は、失敗したことを完全に忘れることができるので、心の負担が減ります。これを繰り返していくと、次第につらさを感じる時間が減っていくでしょう。