「ほめて育てる」っていいこと?親たちの大疑問 子どもを「不安にさせる言葉、安心させる言葉」

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ほめて、やらせるか。叱って、やらせるか。

これは手段が違うだけで、実は、こちらの思いどおりにさせたい気持ちはどちらも同じ。ということは、「ほめる」と「叱る」に違いはないのかもしれませんね。

今日からは「認める」言葉かけにして、子どもが自分で考えるようになっていけば、選択肢にも答えられるようになるはずです。

POINT 子どもは認められることで自分の考えと向き合えるようになる
NG 弟に譲って優しい子ね。(好きなほうを選べばいいでしょ!?)
OK (普段から認める言葉をかけつつ)弟に譲ったのね。これは譲らないのね。

子どもを「不安にさせる言葉」「安心させる言葉」

入学、進級……子どもが新生活を楽しめる親の言葉とは?

入園や入学、転園、進級など4月はお子さんの環境も変わりますね。ワクワクする反面、ドキドキしたり、不安になることもあると思います。

スムーズに新しい環境になじむために親にできること、気をつけたいことを考えてみたいと思います。まずNGマンガから見てみましょう。

『子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉』©天野ひかり(著)とげとげ。(イラスト)/ディスカヴァー・トゥエンティワン

しっかりしてほしくて、子どもには励ます言葉をかけたくなりますよね。

でもこれはお子さんにとっては大変なプレッシャー。緊張状態であることを想像してあげてくださいね。

「うちの子はオチャラケ者で、全然緊張感がないんです」と言うお母さんもいます。でもそのオチャラケは、その子なりの不安の裏返しだと思って受け止めてください。

園に預けることに対して子どもに「ごめんね」と声をかけるお母さんも少なくありません。この言葉をお子さんはどう受け止めるでしょうか。

「ごめんね」という言葉は、「悪いことをして謝るときに使う言葉」と子どもは理解しています。だからお母さんが謝ると「ぼくはママに悪いことをされているんだ」と認識してしまいます。

お母さんは何も悪いことをしていません。謝るのではなく「新生活をそれぞれ楽しもうね」と前向きな言葉をかけるほうがいいですね。

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