「うまく言葉にならない」がラクになる簡単なコツ 「できごと」+「感じたこと」をセットで発信するといい

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身近なやり方で、言葉がすっと出るようになる方法があります(写真:takeuchi masato/PIXTA)
「会議で意見を聞かれても、うまく答えられない」「面接で言いたいことが、うまく話せない……」。そんな「言いたいことが、うまく言葉にできない……」と悩む人が多い。
頭の中の「モヤモヤ」を言葉にするためには「言語化力」を鍛える必要がある。世界三大広告賞ほか20以上の受賞歴を持つ電通コピーライター荒木俊哉氏は、「SNSを活用したトレーニング」をおススメしている。どんなメソッドか。同氏の新刊『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』から一部抜粋、編集してお届けします。

SNSは言葉を磨く最良の方法

私が駆け出しのコピーライターだった頃、まだ世の中にはSNSというものがほとんどありませんでした。そこからさまざまなSNSが誕生してきましたが、言葉を扱う仕事をしている私としては、ツイッターの登場には非常に衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えています。

発信する内容は基本は言葉。しかも140字という制限もある。そんな制約の多いSNSを果たしてみんな使うのだろうか?と当時は感じたものですが、あの日から約15年、今ではすっかり大勢の人の日常の一部になっています。

こんなにも多くの人が日常で感じたことをわざわざ言葉にして発信するという時代は歴史的にみてもこれまでなかったのではないでしょうか。

でも、この「感じたことをわざわざ言葉にする」という行為こそ、まさに言語化の作業そのものでもあります。もしあなたがSNSを使うことにあまり抵抗がなければ、ぜひ積極的に使ってみるといいのではないでしょうか。

そして、言語化力トレーニングとしてSNSを活用する場合、あなたの経験を発信することをぜひ意識してみてください。「経験を発信する」とは「できごと」と、そのできごとを通じて「感じたこと」をセットで発信するということです。

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