キャビンは広さだけでなく、11.9インチの「縦型メディアディスプレイ」(運転席側に6度傾く)や「MBUX」による音声操作を用いたHMI、「ARナビゲーション」などSクラスにも通ずる最新世代の装備が光る。
また、ドライブモードのうち「OFFROAD モード」では、360°カメラシステムを使いフロント部分下方の路面映像(前輪とその操舵方向を含む)を仮想的に映し出す「トランスペアレントボンネット」が新機能として織り込まれ、大きな石や深い凹みなどを映像で確認できるようになった。
リアシートのバックレスト(背もたれ)を通常使用時からやや前気味に固定する「カーゴポジション」にすると、ラゲッジルーム容量は620L(先代から70L拡大)。後席を前倒しにした2名乗車時の最大容量は1680Lだ。
Aクラス、Bクラス、Aクラス・セダンの変更点は?
GLCの試乗と同時に、小変更を行ったAクラス、Bクラス、Aクラス・セダンにも短時間ながら試乗した。いずれも内外装の変更が主なポイントだ。
3モデルに共通してインフォテインメントシステムを「MBUX ARナビゲーション」化し、上位モデルと同じ最新世代のスイッチへと置き換えたステアリング形状に変更。併せて、指で触れて操作するタッチパッドをなくした新デザインのセンターコンソールを採用した。
走行性能を変更したとする公式発表はないが、試乗したAクラス・セダン(試乗モデルは1.4Lガソリンターボ136PS/200N・m/FF方式の7速DCT)、Aクラス(同2.0Lディーゼルターボ150PS/320N・m/FF方式の8速DCT)はいずれも乗り心地がマイルドになった。とくにガソリンモデルのセダンでその傾向が強い。
もともとマイルドな乗り味だったBクラス(同2.0Lディーゼルターボ150PS/320N・m/FF方式の8速DCT)は、各ブッシュ類の見直しが入ったのだろう。アイドリング時は緩加速時にステアリングに伝っていた高い周波数領域の振動がほぼ消えていた。
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