SUBARU(スバル)は、ステーションワゴン「レヴォーグ」向けに、ソフトウェア・アップデートの有償サービスを開始した。「アクティブダンパーe-Tune(イー・チューン)」(以下、e-Tune)と名付けられた今回のアップデートは、対象モデルが搭載する電子制御ダンパー・システムに専用プログラムを書き込む。これにより、快適に走行できる道路環境や運転シーンが大幅に増やせるという。
2020年に誕生した現行の2代目レヴォーグは、2023年2月末時点で5万2396台を受注。同期間の月販平均台数は1690台を数える(販売計画は1550台)。このうち、じつに57%が今回のアップデート対象車となるSTI Sportグレードに相当する。
ちなみに、レヴォーグには1.8Lターボエンジンモデルと追加された2.4Lターボエンジンモデルがあり、販売比率では78%(約4万1000台)近くが1.8Lターボモデルだ。また、このレヴォーグから搭載がはじまった進化型の先進安全技術群「アイサイトX」を搭載するグレードは全体の92%(約4万8000台)にのぼる。
工賃込み4万円以下、手軽なアップデートサービス
e-Tuneは、SUBARU特約店での有償アップデートサービスで、価格は税込3万3880円。別途、特約店ごとに異なる工賃が必要ながら、SUBARU広報部によれば工賃込みでも4万円以下に収まり、施工時間は30分程度だという。
e-Tuneでは、リヤゲートの左側にターコイズブルーとシルバーで彩られた専用の立体エンブレムが装着されるが、これは前述したe-Tuneの価格に含まれる。また、ほかの場所に貼りたいというユーザーの声に応え、立体エンブレムは手渡しでも受け取れるようだ。
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