安河内:ぜひ(笑)!LとRの顔発音体操とかいって、DVD発売したら売れたりして。
Kaori:そうですかね。顔を思いっきり動かすから、アンチエイジングにもなって若返るとかうたえたらいいですね。実際にやっていると、そういう効果も多いにあるんじゃないかと期待しているんですけど。じゃあ、監修は安河内先生にお願いしていいですか?
顔のパーツを総動員で話すと感情ものってくる
安河内:もちろん。でも、英語の教材じゃなくて、スタンダップの一環としてやってもらってもいいかもですね。オリンピックも東京で開催されますし、日本英語の特徴を世界にアピールしておいてください。「We eatライスって言ってるのは、lice(シラミ)じゃなくてrice(米)のことだから。LとRの区別が苦手で困るんですよぉ?」みたいな感じで。
Kaori:そういう例ならごまんとあるので、考えてみます。顔でしゃべるで思い出したんですが、洋楽の歌手は顔で歌っている人が多くないですか?表情筋がすごく動いているというか。
安河内:ああ。なるほど。日本人で英語を流暢に話すけど、のっぺらぼうというか、表情にとぼしい感じで話す人が少なくないですものね。話し方に抑揚がなくて誰の耳にも入らない。すごく損なことです。
Kaori:私は日本語でしゃべるときも舌足らず。なので、英語を話すときは さらに注意せよと自分自身に言い聞かせてきました。で、あえてオーバーに口を開いたりしているうちに行き着いたのが、「顔で話す」意識です。口、表情筋、眉間の皺、あごと顔全体を動かすぐらいの意識で話すんです。もう顔のパーツを総動員する!顔を動かすと、感情ものってきますから。♪Don’t leave♪って歌い上げると、「行かないで」っていう気持ちがグッと宿るんです。
安河内:わかります。今、私が一緒にビジネスしている日本人男性もKaoriさんと一緒で表情豊かに、大きな声で英語を話しています。だから、表現がつたなくても、間違っていても、コミニーケーションには支障がない。世界各国の人と幅広くビジネスして成果を上げています。表情豊かに、そして身振り手振りも加えて、動きのある話し方をしているのが原動力の1つになんでしょうね。日本人は下を向いて、原稿を読み上げるような話し方になってしまうことが多い。これを克服するためにも「顔で話す」は効果大ですね!
(構成:山本 航、写真:宮園厚司)
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