"通じる英語"の基本は、大きな声と表情だ! 「正しい発音」という呪縛を捨てよう

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安河内:ああ、その話を聞いて思い出しました。私は学生のときに初めてアメリカに貧乏旅行したときは、直前にかなり気合いを入れて発音練習したんです。CDでネイティブ音声を聞きながら、シャドーイングとかしまくって。

で、サンフランシスコだったかな、ソーセージを自分なりに英語っぽい発音で注文したんです。でも、通じなかった。イントネーションを変えて何度言い直してもダメ。タクシーに乗って行き先を告げても、うまく通じない。「自分の発音が悪いから通じないんだ」と思って落ち込んだな~。でも振り返って考えてみると、注文を受けた店員やタクシーの運転手も外国人だったから通じなかったんですよね。

子音より母音が聞こえるように意識しろ!

意外に日本人のほうが発音よかったりすることもありますよね。普通にアメリカで生活して英語を話している非ネイティブよりもうまく発音できたりする。こちらが思っているほど、外国人は発音コンシャスじゃない場合もある。大きな声ではっきり言えば何とかなるぐらいな揺るぎない自信がみなぎっている人ってたくさん目にします。

Kaori:英語がきれいない発音でも、自信なさげにしていたり、声小ちゃかったりすると、聞こえないっていうのはありますよね。私は1回言って通じなかったときは、頭の中に発音記号を思い浮かべて、ソーォセージとポイントを強調して言い直しますね。子音よりも母音が聞こえるように意識するというか。

安河内:よく、アメリカでファストフードの店員なんかにSpeak up!って言われますよね。

Kaori:もっと失礼な感じで、Huh?って言われることもしょっちゅうです。

安河内:不機嫌そうな顔でね。私はよく生徒に冗談半分でこう言っているんです。In the United States you should speak in a very loud voice, because American people play their music too loud, so their hearing is a little weak.(アメリカに行ったら大きな声でしゃべらないと。なぜってアメリカ人は音楽を爆音で聞きすぎていて聴力にやや難ありだから)

Kaori:Oh, That’s a good point.(いいポイントついてますね)I really like that joke. そのネタ、パクらせていただきたいくらいです!

安河内:あ、どうぞどうぞ。

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