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幸楽苑の「420円モーニング」魅力的なのに惜しい訳 商品はいいのにブランディング面に浮かぶ疑問

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2017年には店舗の一部を「いきなり!ステーキ」のフランチャイズ店に変更したものの、これが大失敗で全店撤退。2019年には約50店舗を閉店するなど苦境が現在も続いています。

朝メニューも価格設定で迷走気味?

朝メニューに関しても同じようなことが言えます。現在390円で販売している「中華そばクラシック」は2021年には290円で販売され、現在税込710円で販売している「C定食」は、2021年には500円で販売されていました。

一度はメニューアウトした看板メニューの「中華そば」ですが、現在は税込490円で復活。以前の販売価格290円と比べるといささか高くはなったものの、物価高騰で飲食店の値上げラッシュが続く昨今、ラーメン1杯1000円以上もザラというなかで、ワンコインで昔懐かしい中華そばを食べられるというのは十分安いといえます。

なにかと値上げのご時世なのも理解しつつですが、最初の価格設定が安すぎて、適正価格に戻しただけで、今でも決して高くはないのに値上げした感が醸し出されてしまうという、自分で自分の首を締める方式の値付けには、首をかしげるばかりです。

私としては「商品の魅力」で十分に訴求できると筆者は思うのですが、ブランディング面で迷走しているのでしょうか。野菜たっぷりの朝定食などは幅広い層に受け入れられそうですが、その「価値」が伝わっているように思えない。商品が魅力的だからこそ、ファンとして「惜しい」と感じざるを得ないのです。

そんな「幸楽苑」ですが、現在は「焼肉ライク」運営元であるダイニングイノベーションと提携して、郊外型店舗の共同開発を行ったり、「からやま」運営のアークランドサービスHDとフランチャイズチェーン(FC)契約を結び、幸楽苑の不採算店をからやまに業態転換するなど、生き残りをかけて奮闘中です。

この施策が吉と出るのか凶と出るのかを、しっかり見守りたいと思います。

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性がありますので、最新情報は企業の公式サイトをご覧ください。また紹介するチェーンにより、メニューの価格が店舗によって異なる場合があります。詳しくはお近くの店舗にお尋ねください。
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