【更年期障害】動悸や関節痛など、意外な症状も 診断のポイントや、間違いやすい病気も解説

✎ 1〜 ✎ 53 ✎ 54 ✎ 55 ✎ 最新
拡大
縮小

検査によって該当しそうな病気を除外していくのが大事なことで、決して無駄にはならないという。

症状がある場合は産婦人科で相談を

この連載の一覧はこちら

「産婦人科では、問診で自覚症状をお聞きしたり、血中のエストロゲン値、FSH値を検査したりします。内診を行うこともありますが、必須ではありません。更年期障害には女性ホルモン補充療法などの治療法もあるので、症状がある方は一度、産婦人科で相談されてみてはいかがでしょうか」(牧田さん)

更年期障害は、エストロゲンの値だけで診断が確定するものではない。閉経が近づいていて、日常生活に差し支えるようなさまざまな更年期症状がある場合に「更年期障害」と診断されるのだ。詳しい治療については、次の記事で解説する。

(取材・文 / 大西まお)

関連記事:【更年期障害】治療で「がんのリスク」は上がるか

牧田産婦人科医院(埼玉県新座市) 院長
牧田和也医師

1961年、東京生まれ。牧田産婦人科医院(埼玉県新座市) 院長。日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、日本女性医学学会認定ヘルスケア専門医、日本頭痛学会専門医。専門分野は、更年期医療(更年期障害、骨粗鬆症、脂質異常症)。近年は、とくに月経困難症、女性の機能性頭痛、月経前症候群の治療にも注力している。患者さんがご自身の状態を理解し、納得して治療を受けていただけるよう「分かりやすい診療」を心がけている。
東洋経済オンライン医療取材チーム 記者・ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

とうようけいざいおんらいんいりょうちーむ / TKO Iryou-Team

医療に詳しい記者やライターで構成。「病気」や「症状」に特化した記事を提供していきます。

この著者の記事一覧はこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT