「夢がない子」の親がしてしまっている3大NG言動 大人が「夢を聞いてあげない」とこどもはこうなる

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夢を持つのはいいことですが、「やりたいことがない子」も多くいます(写真:プラナ/PIXTA)
メンタルコーチングをした星稜高校野球部を甲子園決勝へ導く、女子スピードスケート髙木菜那選手が平昌五輪で2つの金メダル獲得、サポート企業が技能オリンピックで世界一になるなど……メンタルコーチとしてビジネス・スポーツの両分野で凄まじい実績をのこしてきた飯山晄朗(いいやま・じろう)氏。
超メンタルコーチングBOOK』の著者でもある同氏が、「やりたいことがない子」の親がやってしまっている言葉がけについて解説します。

「夢のないこども」と「夢を聞いてあげない大人」

「夢」に当たる英語の「Dream」は、海外の国語辞典ではこのように訳されているようです。

1 叶うもの
2 強く願えば現実になるもの

では日本の国語辞典ではどうかというと、

1 はかないこと
2 現実から離れた甘い考え

などと書かれています。

なるほど、親がこどもに「いつまでも夢みたいなことばかり言ってるんじゃない!」と、ドリームキラーになってしまうのもわからないでもないですね。私たちは、これまで無意識に脳に刷り込まれた”夢”のイメージ通りに、自分のこどもに海外とは正反対の”夢教育”をしているんですね。

「今の子は昔のこどもに比べて根気がない」などと言われることもありますが、そんなことはありません。

ただ、昔に比べて「夢のないこども」と「夢を聞いてあげない大人」は圧倒的に増えた感じがします。

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