「夢がない子」の親がしてしまっている3大NG言動 大人が「夢を聞いてあげない」とこどもはこうなる

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そもそも、なぜ夢が必要なのかというと、目標だけでは燃え尽きやすいからです。「都度、目標を立てればいいんじゃないか」と言われるかもしれませんが、1つの目標を達成した場合、また次の目標が見つからないと、そこで燃え尽きてしまいます。

でも夢があると違います。夢は目標のもっと先にあるものです。もしかしたらずっと届かないかもしれません。だからこそ良いのです。ずっと追い求めていることがあると脳は燃え尽きにくいのです。

夢や目標に関して、もう一つ大事なことがあります。それは、夢や目標が「願望」になっているかどうかです。

「願望」をかなえるためにはどうしたらいいか

達成したら楽しいだろうな、手に入れたら楽しいだろうな。と、実現したことを思い描いてワクワクしている気持ち、それが「願望」です。願望は、「ワクワクする将来のイメージ」であり、辛くてもがんばれるわけは、願望があるからです。

こどもに願望をもたせたいと思うのであれば、まずは親自身が願望をもってがんばる姿を見せたいですね。大きい夢でなくていいんです。こんな生活をしたい、こういう生き方をしたいという漠然としたものでも構いません。ワクワクできるものであれば大丈夫です。

こどもと一緒に願望について考える時間をつくっていきましょう。

③ 「話して終わり」ではなく夢を「見える化」しておく

「こうなれたらいいな」「こんなことをやってみたいな」ということを書き出したら、それを目で見える形で年表にしてみましょう。話したり、思っているだけではなく、形にすることがモチベーションを維持するためにも大事です。

また年表にすることで、自分の未来が具体的に見えてくるようになります。

1年刻みで10年分書いてみるといいでしょう。「3年後にはまずこれを達成しておく必要があるな」「5年後にはこれが実現していて、10年後にはこうなっていたいな」と、現在から10年後に向けて歩みを進めていくかたちで書いていくのもいいですね。

逆に10年後から遡るかたちで考えるのもいいでしょう。

「10年後にはこれを実現しているかな」「そうすると、5年後にはこれを、3年後にはこれを達成しているといいね。だから1年後にはこれを達成しておこう」と、そういうふうに逆算思考で考えるのもいいですね。

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