夫婦不仲の代償も?セレブの「お受験」奮闘記 子どもより頑張らなければならないママたち
取材班はドラマ制作にあたって、お受験塾を取材した。子どもを名門小学校に合格させるために、専門的ノウハウを生かして指導、教育する塾である。
小学校受験のスタイルは、子どもの知能を見るペーパーテストが中心の学校や、体操やお絵かきなど行動観察を中心とするノンペーパーテスト校などさまざま。中には、面接会場に移動する時の様子まで見る学校もある。お受験塾では、そんなさまざまなテストを想定した指導が行われている。
クマの着ぐるみが出てきたら?
例えば、面接会場に移動する子どもたちを観察するテストを想定したトレーニングを紹介しよう。
まずは子どもたちに「一列に並んで行きましょう」「おしゃべりしてはいけません」とルールを決めて、A校舎からB校舎に向かわせる。しばらく歩いたところで、着ぐるみのクマさんが登場。クマさんは子どもたちに「みんなー、元気?」と手を振って話しかけてきた。
「あー、クマさんだ!」
駆け寄っていく一人の子どもを見た先生は「はい、落ちました」と、ボソリ無情な一言をつぶやいた。ここでの子どもたちのリアクションが合否を分けるのだ。
では、どんなリアクションなら合格なのか。クマさんトラップに引っかかることなく、平常心を保ってB校舎まで歩き続ける。それが正解である。
「えー、そんなの子どもらしさに欠けてない?」。逆に心配になってしまうが、実際にそういうテストはあったそうだ。
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