「趣味を仕事にしたい」と考える人の誤った視点 案外難しい趣味との向き合い方、どう考える?

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趣味との向き合い方は案外難しいものです(写真: Graphs / PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

大好きな趣味を、仕事にすることについて教えてください。自分は大好きな趣味があり(ちょっとどんなものかは伏せます)、それを一生やりたいと思い、どうにか仕事にしたいと考えています。 あたれば非常に大きい世界ですが、鳴かず飛ばずの下積み生活を経なければいけない場合も多いです。
頑張って頭角を現すべく、趣味に邁進し、いろいろなツテも伝い仕事に結びつけようとしていますが、20代後半の今も芽がでずにアルバイトで生活費を稼ぎつつ夢を追いかけ、世間が自分についてくるのを待っています。
しかしながら、生活は苦しくお金も時間もあまりなく、本業にさける時間もどんどん減ってきているのが事実ですし、実家からも送金してもらって生活しているのが実態です。 このまま夢を追い続けるのか、それとも世間の大人たちのように夢を諦め何者にもなれずに終わるのか、考えあぐねています。 どうしたらよいでしょうか?
MH フリーター

自己評価だけで済む自分だけの世界およびその中における振舞い方と、他人からの評価もかかわってくる社会およびその中での振舞い方の違いをキチンと理解しましょう。

そのうえで、独立した大人とは何か、大人の趣味との付き合い方はどうあるべきかを考えたほうがよいでしょう。

趣味との向き合い方は案外難しい

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趣味との向き合い方は、いろんな意味で勉強や仕事よりも難しいものです。

一生モノの趣味をどう探すか、という初歩的なことから始まり、どこまでの時間とお金を費やすかなど、趣味にかかわる意思決定や決断は学校で教わるものでもありませんし、上司や同僚が教えてくれるものでもありません。

そのようなことはあくまでも、自分で決断し、自分の中で折り合いをつけなければいけないのです。加えて、趣味の世界においては学校での勉強や仕事と違って、誰かが指導・評価してくれるものでもありません。

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