4月10日は、デジタルエレクトロニクスの世界は、アップルが満を持して発売したApple Watchの展示および受注開始の話題で持ちきりだ。その陰に隠れてはいるものの、MacBookの発売も、また10日に始まった。
アップルは通常、一部のオリエンテーションを受けた記者を除き、発売日以降でなければ実機での評価を許していない。正しい情報のインプットを重視し、誤った噂に支配されないためのようだ。
・・・というわけで、筆者も発売日である4月10日、評価用のMacBookに初めて触れることができた。東洋経済オンラインを愛読しているビジネスパースン向けに、"携帯する情報ツール"としてのMacBookの評価レビューは、しっかり使い込んだ上でお届けしようと思う。今回は、まずは本体写真とともにファーストインプレッションをお届けしたい。
試用でお借りしたMacBookは写真から分かるとおり、ゴールドモデル。搭載プロセッサは1.1GHz(Turbo Boost時に最大2.4GHz)のIntel Core Mプロセッサで、メインメモリは8Gバイト、フラッシュストレージは256Gバイトのモデルである。価格は14万8800円だ。MacBookには他にも、1.2GHz(Turbo Boost時最大2.6GHz)、512Gバイトフラッシュストレージの上位モデル(18万4800円)もあり、オプションで1.3GHz動作版のIntel Core Mを選ぶ事も可能だ。
「LaVie Z」はすでに超軽量で高精細液晶だが・・・
IPS方式の液晶ディスプレイは12インチちょうどで、Surface Pro3でも使われている3:2の縦横比ではなく他のMacBookと同じ16:10だ。。解像度は2304×1440画素だ。この画素数と画面サイズの 組み合わせにより、画素密度は1インチあたり226画素という高精細表示を実現している。
もっとも、高精細な液晶ディスプレは今どき珍しいわけではない。Windows搭載機ならば、これまでにもNECがLaVie Zで超軽量の高精細液晶搭載機を発売するなどしている。しかし、MacOS Xを望むユーザーにそうした話は無粋だろう。
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