メールで相手を傷つけてしまう人に不足する言葉 仕事で指摘するときに、どう書くとよいのか

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メールで円滑にコミュニケーションを取るにはどうすればよいのでしょうか(写真: Luce /PIXTA)
次のような経験をしたことはありませんか?「テキストで指摘をしたら、険悪なムードになった」「言葉足らずで誤解を招き、いつも損をしてしまう」「テキストだと相手の感情がいまいちわからない」など、プライベートでは問題がなくても、ビジネスで使用するとなると迷うことや悩むこともあるテキストコミュニケーションについて、メンバー500人がフルリモートで働く会社で広報として活躍している小澤美佳さんの著書『テキストコミュニケーション力の基本』より一部抜粋・再構成し、解説します。

「察してほしい」という考えは捨てる

テキストコミュニケーションでは、言葉にしなければ何も伝わりません。「あえて言葉にする」を意識しましょう。

顔を合わせて話をすると、相手がニコニコしているのか、ムスッとしているのか、はたまた落ち込んでいるのか、相手の表情や目線などから真意を推し量ることができます。

一方で、テキストコミュニケーションから得られる文字以外の視覚情報や聴覚情報は0%。テキストコミュニケーションでは、相手に対して次のような期待は捨てましょう。

▶察してほしい
▶きっとわかってくれている
▶言わなくてもわかるよね
▶それぐらい気づくでしょ

こうした期待に対しては、「そんなの、わかりませんよ!」というのが正直なところかと思います。お互いに誤解を生まないためにも、テキストコミュニケーションでは「あえて言葉にする」をいつも意識してみてください。「言葉にしなければ何も伝わらない」のです。

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