「断り方」が上手い人と下手な人の決定的な差 断るときはいきなり「ノー」と言うのはNGだ
断るときはいきなり「ノー」と言わない
やめてほしいことを伝えるのと同様に、できないことはできないと、誠意をもってきちんと伝えることも大切です。残業をする時間がないことを伝えるときの注意点があります。
即座に「できません」「無理です」と突っぱねないこと。
意見を伝えることが大切とは言っても、いきなり「ノー」と言われたら、相手は驚き、立場をないがしろにされたと感じるおそれがあります。また、一方的で、攻撃的にも聞こえます。
互いの立場を守り、大切にするには、いきなり「ノー」と言わず、自分と相手の緊急度を見極めてから、伝えます。「それはできそうもない」ということが明確な場合は、状況や事態を忌憚なく伝え、丁寧に断る試みをしましょう。
もし、その場で判断できない場合は、「考えてみます」と返事をする。そう言われれば、相手は断られたときの心の準備ができ、あとで「できない」と言われても、いきなり「ノー」と言われるよりはるかにショックは少ないでしょう。
「依頼」を「断る」ときは、葛藤が生じます。それを避けようとして「黙って引き受ける」あるいは「無理です」と突っぱねる。これは非主張的なやり取りと攻撃的なやり取りの典型と言ってもいいでしょう。
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