「断る」のがヘタな人とうまい人の決定的な差 常に同じ優先順位で迷わずスッパリできるか
日本人は断るのがとても苦手です。「相手の気分を害したくないので断れません」「断るくらいなら、つい受けてしまいます」という人は多いのではないでしょうか。
拙著『学びを結果に変える アウトプット大全』でも詳しく解説していますが、きちんと「断る」ということをしないと、貴重な時間は、「残業」「休日出勤」「行きたくもない飲み会」によって、無限に侵食されていきます。
「本当にやりたいこと」を優先するために
「断らない人」は、自分が本当にやりたいことに対して、エネルギーと時間をふり向けることができなくなっていきます。休息や睡眠、家族と過ごす時間も削られます。
つまり、「断らない人」は、確実に「不幸な人生」を歩むのです。死ぬほど忙しくて睡眠がとれなくなったり、健康を害したりして初めて「断る」わけですが、それだったら最初から断るべきなのです。
「上司からの“残業のお願い”を断ると昇進に響く」と考える人もいるかもしれませんが、あなたの会社では、「上司のお願い」を断らない便利屋のような人が本当に昇進していますか? 多分、「仕事ができる人」が普通に昇進しているはずです。
個人でビジネスをしている人は、「仕事を断ると仕事が減る、 次の仕事がこなくなる」と思っている人が多いですが、「仕事を断るほど、仕事は増える」という法則があります。「引き受けられないほど仕事が殺到している」ということは「人気がある」ことの証明だからです。
人気のレストランに電話し3カ月先まで予約がいっぱいだったら、「そこまで予約いっぱいなら、相当いい店に違いない」とさらに行きたくなる。そんな心理と同じです。ですから、きちんと「断る」ことをしていると、仕事は増えます。
「断る」ことによって、特にデメリットは生じません。断ってみればわかりますが、むしろ、「断る」ことでたくさんのメリットが得られるのです。
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