「予備自衛官補」の訓練、ど素人が受けた驚く感想 「仕事のスキル」と共通点が多く…超意外な発見

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やや余談めくが、優秀なバンカーが「上質だが地味な格好」をしているのも、もちろん意図に基づいている。

H型のバックルのベルトなど「いかにも」なアイテムを身に着けていると、「『わかりやすいブランドものでない』と、あなたにはおわかりいただけないですよね」と無言のうちに相手を見下すシグナルを出していることになってしまうからだ。

個人主義色の強いアプローチ、集団主義色の強いアプローチなどアプローチはさまざまあれど、結果を求められればやるべきことは自ずと決まってくる。「アメリカ海兵隊は世界最精強の軍隊の一つ」ということも、これである程度説明できるのだろう。

40代の精神科の医師、O先生との出会い

訓練中、同じ班で寝食を共にしていたうちのひとりに、40代の精神科の医師、O先生がいた。

まだお互い打ち解けていない訓練初日、彼はまだ日の高いうちから自由時間にベッドで掛け布団をかけて寝入ってしまったので、「この人ちょっと変わっているな」と思った。

だが打ち解けて話すうちに、実は深い洞察力のある先生だということがわかった。

最初の5日間の訓練を終え、参加者全員の前で、先生が訓練に参加した動機と感想を語ったときのことが忘れられない

O先生の言ったことを要約するとこうなる。

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