前編の記事:キー局全落ち!「"下剋上"アナ」驚きの大逆転人生
大学では「アナウンススクール4つ」を掛け持ち
アナウンサーといえば、世間的には“テレビ”のイメージが主流だろう。
しかし、ネット発で人気アナウンサーとなり、青年誌のグラビアにまで登場した西澤由夏アナの活躍ぶりは、アナウンサー界の勢力図が変わりつつある現代ならではの現象といえる。
今回、インタビューで西澤アナからお話を伺う中で、活躍の背景には彼女ならではの「戦略的思考」が垣間見えた。
話は、西澤アナの大学時代にまでさかのぼる。
もともと、小学生時代に見たテレビをきっかけに「アナウンサーになりたい」と思った西澤アナは、中学時代に「夢への第一歩」を踏み出した。
高校受験では「アナウンサーを多く輩出している大学の付属校へ」と思い立ち、受験勉強に励み、のちの母校となった中央大学の付属校へ進学。
大学進学後も、夢をつかみたい一心で、学業のかたわらで「相当な努力」を重ねていた。
在学中は、キー局や、キー局出身のアナウンサーが主催する4つのアナウンススクールに相次いで通学。
各スクールの受講期間が異なっていたため、根っからの「心配性」もあり数珠つなぎで通い続けていたと、当時の状況を語る西澤アナだが、その背景には「各キー局の空気を味わいたい」「学生キャスターのオーディション受験が可能なスクールもあり、あざとくても何でも試したかった」と理由を語る姿勢からは、目標に向かって突き進む行動力もうかがえる。
さらに、在学中には大学内の「ミス中央コンテスト2013」にも出場。自薦は「恥ずかしかった」ために、主催団体の学生に「アナウンサーになりたい」とアピールして、他薦によるエントリーをつかんだ。
人によっては“打算的”と表現するかもしれない。しかし、「夢のために周囲の力も借りる」という推進力もまた、必要だと気づかされる。
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