まるでドラマ!韓流スターが涙する「あるもの」 さらに発展する、日本人が驚く韓国の必修文化

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芸能事務所のトップは、だいたい40代後半から50代前半くらい。現場を統率している人にいたっては、40代前半や30代の人もいます。しかも、ほとんどが女性です。

昨年7月にデビューしたNewJeans(ニュージーンズ)というガールグループを手がけているプロデューサーのミン・ヒジンさんもその1人。これまでのK-POPのイメージとは異なるコンセプトや楽曲が洋楽リスナーなど幅広い層に刺さり、シングル曲がアメリカビルボードチャートの「HOT100」圏内にランクインするといった快進撃を遂げています。

世界的に活躍している日本人コレオグラファーの仲宗根梨乃さんを積極起用したのも、韓国のSMエンターテインメントでした。年齢、性別、国籍関係なく、いいものを素早く、率先して取り入れていくのが韓国エンタメの原動力になっているのは間違いありません。

日本にも若手や女性の優秀な人材は、絶対にいるはずです。でも、日本はまだまだトップが前時代的な体質なので、そういう人たちの登用がなかなか進まない。成功の前例はなかったとしても、才能やセンスのある人たちが、やりたいことを自由にできる、そんな環境が整えば、日本の音楽シーンは世界的に飛躍していくと思います。

RMさんの言葉には知性がある

僕はMCの立場から、K-POPの人気の理由に気づくこともあります。それはスターが放つ言葉の奥深さです。

「何を観て」「何を聴き」「何を読むか」が、仕事に直結している(撮影:尾形文繁)

たとえばBTSのリーダーのRM(アールエム)さんは、言葉の中に知性を感じます。MCパートで、とても粋なことを言うのです。GOT7(ガットセブン。2014年に韓国で結成されたボーイズグループ)のジニョンさんにも、そういう知的な印象がありました。

彼らの共通点として考えられるのは、本を読んでいることかもしれません。RMさんは読書家として有名ですし、ジニョンさんも本をたくさん読んでいた記憶があります。

韓国の詩人のリュ・シファさんが編纂した詩集『愛しなさい、一度も傷ついたことがないかのように』は、BTSのVさんがコンサートで引用したことで、日本でも広く知られるようになったそうですね。日本で詩集というと、あまり一般的に読まれるジャンルではないと思いますが、韓国では身近に親しまれていて、たくさん出版されています。

それには、韓国の歴史的な背景も影響しているのでしょう。

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