K-POPに映画、ドラマ、文学など、さまざまなジャンルで世界を席巻している韓国エンタメ。日本の約半分の人口規模である韓国において、なぜ今日のように巨大な産業へと成長することができたのか。
さらに、「海外への情報発信力」という、韓国にはあって日本に不足していることにも話は及んだが、今回はほかにも韓国から吸収できることについて触れる。
また、BTSのメンバーのV(ヴィ)が言及したことで話題となった詩集『愛しなさい、一度も傷ついたことがないかのように』を始め、韓国の文学が、K-POPスター特有の言葉の力にどんな影響を与えているのか、MCという立場から古家氏の考えを語ってもらった。
韓国のトップは日本と比べて若い
僕が韓国の音楽を好きになり、そしてMCやラジオDJとしてK-POPと深く関わるようになってから、早いもので20年以上が経ちました。また、ジャーナリストの顔を持つことからも、日本の音楽関係者から「J-POPは今後どうしたらいいでしょうか?」と聞かれることがよくあります。
できることはいろいろあると思います。たとえば、前回お話しした多言語での情報発信が、その1つ。あと、韓国の音楽業界を見ていて思うのは、トップに立つ人の年齢が日本と比べて圧倒的に若いということ。日本ももっと若い人たちが決定権を持つようになるといいと思います。
韓国のトップで活躍している人といえば、ガールズグループNiziU(ニジユー)結成時のオーディション番組で日本でも一躍有名になったJ.Y. Parkことパク・ジニョンさん(韓国四大芸能事務所と言われるJYPエンターテインメントの設立者)。
彼は1971年生まれで、現在51歳です。
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