韓国人歌手は80年代から日本で活躍
僕が韓国の音楽と出合ったのは、1997年のことです。それも大学卒業後に留学していたカナダでの出来事でした。韓国人のクラスメイトに、Toy(注:韓国人歌手ユ・ヒヨルが手がけたプロジェクト。90年代に韓国で人気を博した)というシンガーソングライターのCDをプレゼントしてもらったのがきっかけです。
聴いたとたん、心をわしづかみにされてしまいました。以来、音楽はもとより韓国そのものの魅力に深くハマり、翌年には韓国に留学をするまでに。
そのため日本における韓国音楽の変遷をリアルタイムで体感しているのは、90年代以降となります。ただ、それ以前にも日本で活躍していた韓国人歌手がいるので、少しお話しすると……。
たとえば、チョー・ヨンピルや桂銀淑(ケイ・ウンスク)。彼らは80年代に、日本の演歌の枠で曲をリリースしていました。その時代は韓国だけでなく、台湾出身のテレサ・テンや欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)など、日本語で歌を歌ってヒット曲を放ったアジアの歌手が複数いたのです。さかのぼれば、まだまだそのような存在はいます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら