「BTSの事務所」が競合のドロ沼闘争に参戦のワケ K-POPの元祖事務所の経営権めぐる戦いが激化

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NCT DREAM
人気K-POPアイドルグループ、NCT DREAMなどが所属するSMエンターテインメントはK-POPの元祖と言われるが、近年はすでに引退した創業者イ・スマン氏との関係が問題となっていた(写真:Lee Jae-Won/アフロ)

HYBE(ハイブ)への株式売却についてかなり否定的といわれたSMエンターテインメントの李秀満(イ・スマン)前総括プロデューサーが、窮地に追い込まれた境遇で救いを求めたのは、そのHYBEだった――。

SM創業者vs.現経営陣の戦いに

2月10日、韓国の大手芸能事務所HYBEがSMエンタの創業者で筆頭株主のイ氏(70)の保有株(18.5%)のうち14.8%分を取得すると電撃発表し、K-POP業界に激震が走っている。

HYBEはグローバルスター、BTSらを擁し、弱小事務所から韓国の最大手芸能事務所へと一気に躍り出た新進気鋭の企業。SMは、K-POPを生み出し、HYBE が登場する前は業界1位を走っていた老舗企業だ。

業界再編かと韓国メディアはトップで報じたが、SMの現経営陣は即日、取締役ら25人と共に声明を出し、「HYBEを含む外部の敵対的M&Aに反対する」と名指しでHYBE を批判し反対を表明。「特定株主、勢力による私物化に反対し、株主権利保護のために最善を努める」立場を明らかにした。「特定株主」とはイ氏のこと。実はSM界隈ではこれまでも「イ・スマン氏リスク」がささやかれてきた。

HYBEとイ氏が共同発表した1週間前の3日にはついに、SMの現経営陣が反旗を翻し、SMの内紛が明るみに出ていた。この日、内外の独立したレーベルが音楽を生産するマルチプロデューシングシステムを導入するなど新しい体制であるビジョン「SM3.0」構想を発表し、イ氏が構築し、維持してきた体制からの脱却を明らかにしており、これは、つまり、イ氏への退場宣告にほかならなかった。

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