韓国の若者が「確実で小さい幸せ」を求める理由 先端的なトレンドと古い慣習の「落差」
元徴用工問題や輸出の優遇措置解除などで緊迫する日韓関係。前回記事(韓国の若者6人が語る「ヘル朝鮮」と「対日感情」)では、「政治に関心がない」にもかかわらず、日本に感情的なしこりを持っている韓国の若者たちの声をお伝えしました。ただ、日本に対する政治的感情と文化的興味は完全に切り分けられています。今回の記事では文化面を中心に、若者たちの声を紹介します。(取材は3月に実施したものです)
日本(の文化)が好きな韓国の若者
A君は村上春樹好きで、将来は小説家志望。前回、従軍慰安婦問題についてネガティブな話をしていたB君も「日本は好きですよ。東京、大阪、沖縄に行ったことがありますが、街が綺麗で人も親切。これは韓国では感じることができない」と好印象。小さい頃から『ONE PIECE』が大好きだったというDさんは、母親と二人で福岡に行ったことがあるとのこと。
「日本にしかない化粧品やロイズのチョコを買いました。日本のイメージは“綺麗”。マンガやアニメで見ていた風景と同じで驚きました。私の周囲の友達でも、海外の中ではとくに日本に行きたがっている子が一番多いですね」(Dさん)
過去、公式に日本政府が謝罪しているにも関わらず、安倍政権に謝罪を強く求めていたE君の専攻は日本語。親日だった両親の影響で、幼い頃から日本のコンテンツに囲まれていました。好きなマンガは『ONE PIECE』や『東京喰種 トーキョーグール』、好きなドラマは『過保護のカホコ』や『3年A組』。菅田将暉をファッションのお手本にしていて、あいみょんも聴くというから、最近のJPOPもしっかりとおさえています。福岡にも渡航経験があります。
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