凋落してしまったゴルフ、再活性化できるか

最高峰「日本オープン」アマチュア開放の狙い

(写真:miya227 / Imasia)

2015年度で第80回を迎えるゴルフの「日本オープンゴルフ選手権」(日本オープン)。1つの国に1つしかない「ナショナル・オープン」と呼ばれる最も権威のある大会で、日本のゴルフ界で最高峰として毎年秋に開催される。その出場の門戸が、一般のアマチュアゴルファーにも広く開放される。

日本ゴルフ協会(JGA)は、2015年度の日本オープンに2万円を払えば基本的に誰でも挑戦できるという方策を打ち出した。全国の「腕自慢」を募る狙いだ。

日本のゴルフ市場は過去20年で半減

日本のゴルフ市場は1兆4000億円と過去20年でほぼ半減。ここまで凋落してしまったビジネスをテコ入れすべく、関連団体が「6000億円増」の提言を打ち出したのが3月上旬。日本オープンのアマチュア開放もその流れの中にある。

評価すべきは、「ナショナル・オープンが、プロに限らずすべてのゴルファーのために存在している」ということに、JGAが気づいたことだろう。JGAの専務理事も「ゴルフの活性化のために何をするか。これまで(JGAは)閉じていた部分がある」と、とかく批判されてきた閉鎖性を認めた上で「今年で3年目の公益法人化、2020年東京五輪を控えて、日本で唯一のナショナル・オープンにしっかりしてほしいということ」とコメントしている。外部からの改革を望む声にようやく重たい腰を上げたということだ。

アマチュアゴルファーが日本オープンに挑戦する舞台は、「ドリームステージ~ROAD TO JAPAN OPEN」と名付けられた。2015年は、東北の福島・グランディ那須白河GC(5月21日)、関東の千葉・我孫子GC(6月2日)、茨城・茨城GC西コース(6月4日)の3会場で開催する。

このドリームステージを勝ち上がった上位1~2割が地区予選に上がれる。そのうち40~80人前後が地区予選を突破し、さらには最終予選に残れば、いよいよ本戦にたどり着く。その人数は20~30人ほどだという。本戦に進むと、予選から出て1万円を追加する。つまり、アマチュアゴルファーでも最大3万円で、日本最高峰という「夢の舞台」にたどりつける。

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