ゴルフのレッスンを受けたことはあるだろうか。「ゴルフを始めよう」「しばらくやめていたゴルフを再開しよう」「少しでもうまくなりたい」というような向上心が出ている時に、レッスンを受けるのは大事なことではある。
ただ、今のゴルフレッスンはさまざまな理論、方法論であふれかえっている。ゴルフ専門誌やレッスン書なども「こうすれば飛ぶ」とか「これで寄せる」とか、耳触りのいいキャッチコピーとともに「技術」が発信されているが、中身を見ると実は統一されたものがない。
自分に合っているレッスンかを見極めるのは難しい
筆者の経験から言っても、100人のプロゴルファーに聞けば、極端な話、100通りの技術理論がある。それで成功しているのだから、どれが正しいのかは決められない。レッスンを受ける場合は「自分に合っているのかどうか」を見定めるのがいちばん重要だが、これだけさまざまな情報の中から見つけ出すのは大変だ。レッスン料だって1回当たり数千円から会員制なら万円単位のおカネが必要なだけに、可能ならば自分に合うレッスンに一発で巡り会いたい。「レッスン渡り鳥」にはなりたくない。
日本プロゴルフ協会、日本ゴルフ場経営者協会、全日本ゴルフ練習場連盟の3団体は3月上旬、「ゴルフ市場再生活性化に向けた新たな提案」と題する提言書を公表した。現在、約1兆4000億円のゴルフ市場の規模を6000億円上積みしようというもくろみだ。
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