周りに好かれる人が「絶対に言わない」NGな口癖 "信頼を失う人"がやりがちな「会話のタブー」
何らかの質問やクイズに対し、自分で正解にたどりつくことができれば達成感が得られますし、自分で正解が出せなくても、明かされた答えに、意外性や自分にとって有意義な情報が含まれていれば、人は「面白い」あるいは「得をした」と感じ、一連のプロセスに満足します。
その結果、あなた自身やあなたとの会話、あなたの話の内容への好感度と興味も高まるでしょう。
ただ、相手がそもそもその質問やクイズの答えに対して何の興味も持っていなかったり、正解を知っても何の感動も生まれなかったりした場合、話は別です。
「自分クイズ」は百害あって一利なし
たとえ自分で正解にたどりついたとしても、まったく喜びも達成感も得られないどころか、「こんなどうでもいいことにもったいつけやがって」「こんな余計なことに頭と時間を使わせやがって」「話なんか聞いてやるもんか」といった不満やストレスが生まれ、あなたに対する好感度も下がってしまうかもしれません。
特に、私が絶対におすすめしないのが「自分クイズ」です。
たとえば、「おいくつですか?」と訊かれ、「いくつだと思う?」と返す……というのは、よくありがちな、そして非常に危険度の高い自分クイズです。
もちろん、本当に答えたくない場合や「人に年齢を訊くなんて無粋ですよ」とたしなめたい気持ちがある場合は、そうした答え方をするのもありかもしれません。
しかし、最終的に年齢を言うのであれば、訊かれたときに、即座に正解を伝えたほうがいいでしょう。
人が「何が何でも知りたい」と思って、誰かに年齢を訊くことは、ごくまれです。
多くの場合、その質問は、あくまでも相手を知るプロセスの一つ、コミュニケーションの入口の一つにすぎず、本気で相手の年齢を知りたいと思っているわけではないし、知ったところで「同年代だ」「年上だ」「年下だ」「思ったより上だった」「思ったより下だった」くらいの感想しか抱かないでしょう。
ところが、相手がそのくらいの軽い気持ちで質問したことに、自分クイズで答えてしまうと、相手は正解を考えるだけでなく、「思った通りを答えればいいのか、それとも、こんな風に答えるということは、自分のルックスに自信があるだろうから、2~3歳下を答えたほうがいいのか」と頭を悩ませることになります。