周りに好かれる人が「絶対に言わない」NGな口癖 "信頼を失う人"がやりがちな「会話のタブー」
そして、「なんで、本気で知りたいと思ってもいないことに、頭を使わなきゃいけないんだ」「エネルギーと時間のムダ」と感じ、なんだか損をしたような気持ちになり、まだそれほど親しくないあなたに対して、ネガティブな印象を抱いてしまうかもしれません。
同様に、自分から話を始めた場合であれ、相手から質問された場合であれ、「本名とまったく関係のないあだ名の由来」「自分が、何かを好きになったきっかけ」など、あなたの過去を知らない人にはわかりようのないことを自分クイズにするのは避けたほうが無難です。
ただいたずらに時間と相手のエネルギーを浪費するだけで、相手がすぐに正解にたどりつく可能性も、会話が盛り上がる可能性も、あなたへの興味や好感度が高まる可能性も非常に低く、コミュニケーションにおいては百害あって一利なしといえるでしょう。
多くの人は褒められて悪い気はしない
次に、相手を褒めるときのポイントについて考えてみましょう。
みなさんは、人を褒めるのは得意でしょうか? それとも苦手でしょうか?
実は、私自身はあまり得意ではありません。
いや、決して他人に対する評価が厳しいわけではありません。
どちらかといえば、他人の作品に感動したり、他人のいいところ、面白いところを見つけ出したりするのが得意なほうではないかと、自分では思っています。
また、人間は誰も完璧ではなく、どれほど頑張り、どれほど努力しても、至らぬところやミスが出てくるのは当たり前です。
相手の成長を願って、あるいは社会が良くなることを願って、ときにはそうしたところを厳しく指摘することも必要かもしれませんが、基本的には、人と人が至らぬところやミスを攻撃し合うより、お互いに相手の良い点、頑張った点をどんどん褒め合ったほうが、世の中が平和に、ハッピーになるというのも十分理解しています。
そしてもちろん、褒めるのが上手な人のほうが、話しやすい人だと思われる可能性は高いでしょう。
中には、褒められるのが本気で苦手な人、褒められると居心地の悪さを感じてしまう人もいますが、多くの人は褒められて悪い気はしないはずです。