3位が川口、2位は大宮、では1位は? 地価の高い「埼玉県の住宅地」トップ200地点【2025年版】

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駅前の喧騒を抜けると、氷川神社の周辺に閑静な住宅街が広がる大宮(写真:ジャバ/PIXTA)

毎年リクルートが発表している「SUUMO住みたい街ランキング首都圏版」。横浜が8年連続で1位を獲得していることは、4月28日に配信した「地価の高い『神奈川県の住宅地』トップ300地点」でも紹介した。

その横浜を猛追する形で、ここ4年連続でトップ3入り、直近2年は連続して2位となっているのが大宮だ。浦和も上位の常連であり、住宅地と商業地のバランスのよさや、京浜東北線で東京駅まで1本で通勤できる交通利便性などが評価されているとみられる。

それでは、大宮や浦和を擁する埼玉県の住宅地の地価はどのような状況になっているのだろうか。東洋経済オンラインでは、国土交通省がまとめた2025年1月1日時点の地価公示データを基に、1平方メートル当たりの土地の価格が高い住宅地200地点をランキングにまとめた。

全体を概観すると、坪単価(1平方メートル当たりの地価×3.30579で算出)が200万円を超えたのが4地点、150万円を超えたのが11地点だった。冒頭で触れた神奈川県のランキングでは、それぞれ7地点、38地点だったので、神奈川県と比べるとやや割安であることが見て取れる。

ただ、埼玉県の1位(129万円)と2位(108万円)の地点は、神奈川県の1位(84.6万円)と2位(80万円)よりも地価が高くなっており、一等地の地価については埼玉県に軍配が上がった格好だ(カッコ内の価格はいずれも1平方メートル当たり)。

浦和と大宮の駅至近の地点がワンツー

個別地点では、1位がさいたま市浦和区高砂2丁目(最寄り駅は浦和)。埼玉県庁や浦和駅に近い市街地で、県内有数の高級住宅地でもある。鑑定書によると「需要者の中心は、マンション開発を目的とする財閥系、電鉄系等の大手不動産ディベロッパーである。良好な都心へのアクセス、居住環境を背景にして、マンション需要は旺盛であり、マンション素地への需要も底堅い」という。

2位は、さいたま市大宮区下町1丁目(最寄り駅は大宮)。同地点は大宮駅の南東に位置し、歓楽街の大宮南銀座のほか、銀行やオフィスが集積している。鑑定書には「大宮駅やさいたま新都心駅方面への接近性が良好な地域である。大宮駅周辺の再開発事業進捗等の発展的な影響を受けて、今後もマンション適地として堅調な需要を維持するものと予測される」とある。

3位には、外国人住民の増加が話題になりやすい川口市から、幸町1丁目(最寄り駅は川口)が入った。鑑定書では「商店、事業所、高層マンションが建ち並ぶ地域であり、今後も現状のまま推移していくものと思われる」としている。

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