「センス良すぎる」と称賛殺到のオリックス・バファローズの広報。「オリ姫デー」「キングオブコンビ」など大ヒット企画はいかに生まれたか

様々な施策がファンから支持を集めるオリックス・バファローズ。広報戦略を担う、広報宣伝部に裏側を聞いた/©ORIX Buffaloes
昨年は主催公式戦の入場者数が200万人を突破(214万9202人)したプロ野球のオリックス・バファローズ。年々ファン層を拡大しているが、その裏で広報戦略が果たした貢献も大きい。
ファンを魅了する企画を連発できる秘訣とは何なのか。オリックス野球クラブ株式会社の広報宣伝部に所属する、広報宣伝部長の後藤俊一氏、広報宣伝部プロジェクトマネージャーの花木聡氏、西田光氏に話を聞いた。
意識しているのはファン目線
女性ファンを対象とした「Bsオリ姫デー」、お笑いコンビをモチーフとした「キングオブコンビ」など、巧みな広報戦略が常に話題を呼んでいるオリックス・バファローズ。
ネット上ではその広報っぷりに「センス良すぎ」「天才かよ」と言った称賛の声が相次いでいるが、「ファンを魅了する企画はどのように生み出されているのだろうか。
「緻密な戦略に基づいて生み出しています、とお答えできるとかっこいいのかもしれませんが、そういったものはありません。
と言っても、何も考えていないわけではないですよ(笑)。常に意識しているのは“ファン目線”であることや“選手の魅力を最大限に伝える”にはどうすればいいのか、ということです。
イベントを担当する部署をはじめ、幅広い担当者が集まってアイディアを出しています。広報宣伝部としては『この施策はファン目線でどうなんだろうか? 選手の魅力をしっかりと伝えられるのか?』と自問自答し何度も練り直します」(後藤氏)
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