11位は東山公園、3位が久屋大通、では1位は? 地価の高い「愛知県の住宅地」トップ204地点【2025年版】

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地価が高い愛知県の住宅地ランキングでは、上位に久屋大通周辺の地点が多く入った(写真:T-Urasima/PIXTA)

かつては「大いなる田舎」と呼ばれ、名駅(名古屋駅)周辺だけが都会で、すぐに田舎になると言われてきた名古屋市。しかし、近年では市内の再開発やレゴランド・ジャパンの開業、そして長久手市でのジブリパーク開園などの影響もあり、愛知県全体の評価が高まっている。

さらに足元で話題となっているのが、物価高が続く中で、東京や大阪に比べて家賃や物価が安い割に、都市として発展しているという「コスパのよさ」だ。SNSなどでは同じ家賃で住める東京と名古屋の物件を比較して、「お得すぎる」「これじゃあ東京住んでる人バカじゃん」などというやり取りが繰り広げられている。

では、そんな愛知県で人気の高い住宅地はどのエリアなのか。東洋経済オンラインでは、国土交通省がまとめた2025年1月1日時点の地価公示データを基に、1平方メートル当たりの地価が高い住宅地約200地点をランキングにまとめた。

概観すると、坪単価(1平方メートル当たりの地価×3.30579で算出)が200万円を超えたのは8地点だった。3月26日に配信した東京都の住宅地ランキングでは447地点、4月14日に配信した大阪府の住宅地ランキングでは8地点だったのと比較すると、中心部の地価は東京よりもかなり割安で、大阪と同水準であることが見て取れる。

名古屋以外では一宮が39位に初ランクイン

個別地点では、1位が名古屋市中区栄2丁目(最寄り駅は伏見)。名駅の東側に位置し、久屋大通にも近い。鑑定書によると、「古くからの事務所ビルも多いが、幹線道路から1本奥に入った立地である。事務所ビルとしてのステイタスはやや劣るため、規模が大きい土地を中心に緩やかにマンションに転換が進むものと予測する」という。

2位は、名古屋市東区泉1丁目(最寄り駅は久屋大通)。1位の地点からやや北東に位置しており、周辺には愛知県庁や名古屋城がある。鑑定書には「都心中心部に位置する当該地域は、利便性と居住環境が良好であるため、宅地需要は底堅い。但し、昨今の建築費高騰等の影響を受け、マンション適地の需要は利便性や居住環境の影響に大きく左右されることが予想される」とある。

その後、名古屋市内の地点が36位まで続き、39位タイでようやく名古屋以外の自治体がランクインした。一宮市栄1丁目で、最寄り駅は尾張一宮だ。鑑定書では「生活利便性の高い尾張一宮駅徒歩圏内で画地規模及び容積率の大きい分譲マンション適地は希少性があり、暫くは堅調な需要が続くものと予測される」としている。

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