PTA最大のタブー!"強制加入"という闇 大体の問題は、ここに原因がある

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

これもやはり、強制加入であるために起こる問題でしょう。PTAが任意加入であれば、やめたい人は事情など明かさずやめられるし(役員を断るときも同様です)、そもそも最初からPTAに加入しないことだってできます。

その3 やらされ感がすごい

PTA活動が嫌われる原因はいろいろとありますが、そもそもみんな「やりたいかどうか聞かれていない」というところも大きいでしょう。

入会意思を確認されないまま、子どもの入学とともにPTAに自動入会しているのですから、「やらされ感」を抱くのはある意味当然です。

たとえば、もしあなたが有無を言わさず「釣り」のサークルに加入させられたとしたら、楽しめるでしょうか?(釣り好きな方は、何かほかの、いまひとつ興味がわかないサークルを想像してみてください) 

ほとんどの人はげっそりするか、少なくともあまり楽しめないのではないでしょうか。なんでもそうですが、やはり「自分が選んだ」という要素がないものごとは、楽しみづらいと思うのです。

大まかにあげると、ざっとこんなところでしょうか。またここでは詳しく触れませんが、「PTAを退会しようとして嫌な目にあった」という人も少なからずいます。これは強制加入に伴う最も直接的な弊害でしょう。

なお現在、熊本県のPTAでは強制加入をめぐって裁判も行われています。

任意加入を周知したら、みんなやめてしまう?

任意加入の周知に反対する人がよく心配するのは「(周知したら)みんなPTAをやめてしまうのでは」という点です。本当に事情がある人だけでなく、「ただ、やりたくない」という人まで、みんなやめてしまうのでは、ということを不安に感じるのでしょう。

これについては、わたしは「どうかな?」と思います。そこまで悲観しなくてもいいのでは? 「子どもたちのために何かしたい」という親(とくに父親)はいま増えていますし、そう極端に加入率が下がることはないと思うのです。

次ページそもそも、PTAの大前提が忘れられている
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事