今年こそ身に付けたい「好かれるマナーと品格」 「書き言葉」と「話し言葉」を混同するのはNG

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最後に、感情のコントロールができることです。

人は、感情の生き物ですので、感情の波があって当然です。しかし、ビジネスの場で、大袈裟に感情をあらわにしたり、怒りを爆発させてしまうのは、周囲はもちろん、本人にとっても大きなマイナスです。「感情をコントロールできない人」の評価は、思うよりずっとシビアなのです。

理由があるなら、感情を爆発させても問題がないのではと正当化したい気持ちもあるかもしれませんが、何事も穏やかに冷静に対処する姿勢が求められます。激怒していい場面でこそ、安定した態度で関われることは、品格であり、おおいに高評価につながると思います。

自分との対話が良い関係性を生む

そのためには、セルフコントロールができることが必要です。まずは、自分の気持ちに向き合う時間を作りましょう。自分のことは自分が一番よくわかっていると思っていても、実は、見ないようにしていることが多く、わかっていないことが多いのです。体裁や遠慮、我慢などで、自分の気持ちを後回しにして、ないがしろにしてしまっている結果、自分の気持ちがつかみきれなくなります。自分の本来の気持ちに向き合い、「何に対して怒りを感じるのか」「どう考えているのか」などを把握することこそが、気持ちをコントロールするために必要なことです。この気持ちが正確に把握できていないからこそ、些細なことでイラついたり、モヤモヤしたりするのです。

自分の気持ちや考えに向き合い、それを受け入れることが、自分を大切にすることです。そしてそれは、周りを大切にすることにつながり、それが好かれるマナーとなって相手に伝わり、品格が保てるようになります。

ぜひ、今年は自分との対話を大切にして、より良い関係性を創ってください。

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大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

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おおの もえこ / Moeko Ohno

法政大学卒。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ資格認定機関)代表理事、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。企業内健康管理室カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメントなどの分野を得意とする。現在は防衛省、文部科学省などの官公庁をはじめ、大手企業、大学、医療機関などで年間120件以上の講演・研修を行い、机上の空論ではない「生きたメンタルヘルス対策」を提供している。著書に『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)がある。

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