「会うとどっと疲れる人」に試してみたい"神対応" 対応がもっとも難しいのが「マウンティング」

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「人に嫌われる塩対応」を「人に好かれる神対応」に変える、話し方のコツをご紹介します(イラスト:地獄カレー)
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こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

学生時代からの知り合い、近所のママ友、趣味や習い事の仲間など……。プライベートな時間を一緒に過ごし、日頃の忙しさを忘れさせてくれるような友人は貴重な存在です。

しかし、そんな友人たちの中に「会ったあとにどっと疲れる人」「連絡がくるだけで憂鬱になる人」はいませんか。

その理由としては、次のようなことが考えられます。

① こちらの状態を気遣ってくれない、こちらの言い分を受け止めてくれない
② なにを言っても、自分の話(自分の主張)にすり替えられてしまう
③ なにを言っても「自分のほうが優れている(大変である)」というマウンティングの形で返される
④ 嫌味を言われる(もしくは露骨にけなされる)

そんな場合、これからご紹介する神対応で、関係性を健やかな方向に転じるように試みてみましょう。「不快な感覚」を我慢したり、放置したりしていると、心身の不調まで引き起こしかねません。拙著『好かれる人の神対応 嫌われる人の塩対応』から一部抜粋、再構成して、ご紹介いたします。

マウンティングにはどう対応する?

友人間のトラブルでも多く、対応がもっとも難しいのが③のマウンティングでしょう。仮に職場の上司や先輩といった、明らかに目上の人からのマウンティングであれば、適当にやり過ごすこともできるかもしれません。

しかし、本来対等な関係性である友人からマウンティングをされてしまうと、モヤモヤした気持ちになるのも無理はありません。不快感を露わにしても当然!と言いたいところなのですが、これでは塩対応に。あなたが悪いわけではないのに、損をしてしまう可能性があります。

嫌われる人の塩対応 「私、そういうの興味なくて」
(イラスト:地獄カレー)

マウンティングをする側の狙いは「すごい」「さすが」などの賛辞を集め、優越感に浸ったり、自己顕示欲を満たしたりすること。そこであなたが「興味がない」と告げると、相手はカチンとくるものです。やっきになって、さらにマウントを取ろうとしたり、あなたとの関係に亀裂が入ったりするかもしれません。あえて反発しないようにしましょう。

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