これは、どんな過激な意見にも応用できる魔法のフレーズ。相手に迎合も反発もせず、「あなたの意見を受け止めました」と表明することができます。すると“キャッチボール”が成立するため相手は安心し、あなたの意見にも耳を傾けてくれやすくなります。万が一、同意を迫られた場合は「考えておくね」と逃げ、話題を切り替えましょう。
塩対応は、人生の幅を狭めてしまう?
塩対応をする人の心理の背景にはどのようなものがあるでしょうか。
「苦手な友人やプライベートに首を突っ込んできそうな同僚を、遠ざけておきたい」
「ハラスメントのターゲットにならないよう、強くて冷静な態度に徹している」
つまり“自衛目的”で「あえて“塩対応キャラ”を貫いている」という人もいるかもしれません。
しかし結局、自分が塩対応でいると、相手からも塩対応で返されてしまいます。なぜなら、人の態度(姿勢)は、まるで映し鏡のように、相手の態度と似るものだからです。
つまり、ネガティブな“塩対応の連鎖”がどんどん続いてしまいかねません。
逆に言うと「神対応でいると、神対応が返ってくる」ということになります。
「情けは人のためならず」ということわざがあります。「人に情けをかけておけば、巡り巡って自分によい報いが返ってくる」という意味の言葉です。
目指したいのは、その領域です。
たとえば、PTAなどの集まりを早めに抜けることになったママ友に「気を付けて帰ってね。今度、引き継ぎするから大丈夫だよ」と、あなたから気持ちのよい言葉をかけておけば、いざ自分が突然抜ける事態になったとき、ママ友から快く送り出してもらえるはずです。
そのやりとりを見ている周囲にも、優しく温かな空気が広がっていくでしょう。
もちろん、苦手な人とムリしてまでつきあう必要はありません。
でも自分をガードしすぎると、人間関係が希薄になるだけではなく、価値観もアップデートしにくくなります。
チャンスや出会いは激減し、あなたの人生の幅が狭まってしまうかもしれません。
このように、コミュニケーションスキルは、より心豊かに生きていこうとするときに必須の技術です。自分を守るだけでなく、人に喜んでもらうこともできます。
是非、人間関係改善のツールとして役立てていただければ幸いです。
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