
複数の軽小型車まで出して収集にあたっていた
新宿二丁目を管轄する新宿東清掃センターは、特別に日曜日以外の毎日収集(日取り)を行い、さらに複数の軽小型車までも出して別途巡回して可能な限りごみを収集していた。それでもひっきりなしにごみが排出されるため、手の打ちようがない状況となっていた。

しかし、このような惨状を憂えた1人の人物の行動が端緒となり、地域に関連するさまざまな主体が参加する美化活動へと発展した。街のごみの排出が劇的に改善され、見違えるようにきれいな街へと変貌を遂げるまでに至った。
これまでの連載(『ごみ収集の現場から』)では、ごみ収集を担う行政や収集事業者の視点から述べてきた。しかし今回は地域を思う一般人や美化活動に関わった人々に着目し、あらゆる主体が協働して街のあり方を変えていった取り組みを紹介してみたい。
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