「開発」だけに集中できる環境をつくる企業の本音 LayerXがイネーブルメント専門チームを設立

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

名村:つまり、プロダクトチームが自分たちの判断だけでプロダクト開発を完結できる状態が、スピードと質を両方担保するうえでベストです。

だからこそ、プロダクトチームの外にイネーブルメントのチームを置き、分業したほうが目的達成には効果的だと考えています。

──外から最適な選択肢を提示することによって、プロダクトチームが生産性高く開発できる状態をつくることがイネーブリングチームの存在意義なのですね。

名村:はい。その状態をLayerXではつくれると思っています。

エンジニアサイドがビジネスサイドに対して受け身になっている会社が多い中で、LayerXはエンジニアドリブンなカルチャーを維持している希有な会社です。

エンジニアのモチベーションが高く、かつプロダクトのスケーラビリティも高いLayerXでイネーブルメントを推進すれば、今よりもずっと世の中へのインパクトの大きなプロダクトを生み出す会社になるのではないかと期待しています。

自分たちも開発する、徹底したコミットメント

──イネーブリングチームは現在3人体制とのこと。お三方は、これまでどのような活動をしてきたのでしょうか。具体的に取り組んだことは?

名村:1つは、プロダクトチームに対する技術戦略の提案です。

会社全体のビジネス戦略とプロダクトの発展形を考えたときに、今後直面するであろう技術的なボトルネックを回避する方法を提案しています。

また、自分たちがただアドバイスをするだけではなく、システムのベースとなる部分を作成して、デモンストレーションをしながら説明することも。最新技術の導入方法のアドバイスも含めて、僕と泉さんはこうした活動を中心に行っています。

:イネーブリングチームはプロダクトチームとのミーティングを頻繁に行なっているのですが、立場はどのメンバーも対等で、フラットに意見を交換し合っています。

自分たちはプロダクト開発の現場から一歩引いて全体を見ている組織として「視野を提供している」イメージが強いです。

(写真:エンジニアtype編集部)
次ページ開発現場で感じていた課題なども役立て、開発を最適化
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事