255位は医薬品のサノフィ(94.4%)。男性21人中20人、女性15人中14人と高い在籍率。同じ外資系ではアジレント・テクノロジーも入社3人と少ないものの100%(1位)。いずれも日本で長い歴史を誇るが、長期視点で新入社員をじっくり育成していく社風のようだ。
297位には三井住友フィナンシャルグループが93.4%(男性384人中371人、女性325人中291人在籍)でメガバンクとして唯一ランクイン。銀行業で他は300位の千葉銀行(93.3%。男性107人中100人、女性57人中53人)のみだった。
同じく300位なのがHIOKI(93.3%)。2011年4月入社は大卒13人(男性11人、女性2人)、短・専門卒1人、高卒・他1人の合計15人(男性13人、女性2人)。このうち男性1人が辞め惜しくもトップにはなれなかった。
同社は先日、紹介した社会貢献支出比率ランキングで3位。地元出身の理工系学生に対する4年間の奨学金(4万円)給付や子どもの育成のためのスポーツクラブ運営、会社を開放し地域住民と一緒に「HIOKI祭り」を開催するなど幅広い地域貢献活動が特徴的だ。
また、従業員の平均勤続年数は男性17.4年(478人)に対して女性17.7年(122人)と全体的に長く、さらに女性が長く働き続けられる職場でもある。新卒だけでなくベテラン女性にも地元にも優しい企業といえる。地方本社の比較的地味な会社だが、業績も安定しており実はかなりのホワイト企業といえるかもしれない。
最後は2011年4月の入社者が1人以上の816社を対象にした業種別の集計結果を見ていこう。
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