新入社員に優しい「ホワイト企業」トップ300

15年最新版「新卒3年後定着率」を読み解く

定着率100%で入社者がもっとも多かったのはニコンの123人。男性104人、女性19人が2011年4月に入社し、3年後の2014年4月に全員在籍している。

『CSR企業総覧』2013年版掲載の2011年4月入社者の状況によると学歴別の内訳は大卒97人(うち男性84人、女性13人)、短・専門卒11人、高卒・他15人。高卒も含めた全新入社員で100%を達成している。採用者数が100人を超え100%なのは同社だけだった。

会社指定の技能検定合格者への報奨金や、会社指名による約半年間の語学留学、eラーニングや通信教育といった各種自己啓発制度で社員の能力開発を推進。また社内公募やFA制度も導入し、やる気ある社員を積極的に登用する。

働きやすい制度を充実

働きやすさの面でもコアタイム(9:30~15:15)のフレックスタイム制度や半日単位の有給休暇、同居しない一親等の親族・兄弟姉妹まで取得可能な介護休暇など各種制度が充実。さらに従業員に対して満足度調査を行い、双方向のコミュニケーションにも力を入れる。

子育て世代へのフォローは子が小学4年生までの短時間勤務、最長2年まで可能な育児休業など手厚い。育児休業復職率3年連続100%と高い取得状況も維持している。さらに女性活用では、自己実現研修やメンター制度導入などを実施。2017年3月末までに2014年3月時点で3.6%の女性管理職比率を5%とする目標達成に向け、女性の役職登用も進めている。

続いてJSRの96人(男性83人、女性13人)。資格・技能検定取得奨励制度、国内・海外留学制度、表彰制度など充実した各種制度で従業員の能力アップを後押し。さらにコアタイムなしのフレックスタイム制度、在宅勤務制度、研究職対象の裁量労働制度も導入する。

出産・育児支援制度も充実。産前から育休期間には社内LANアクセス用専用パソコンを貸与し、スムーズな職場復帰ができるよう気を配る。また、ベビーシッター補助制度など無理のない範囲で仕事に取り組めるよう配慮された制度もある。

両社とも将来の従業員のライフプランをサポートする制度が充実している。「この会社で長く働き続けたい」という意識は会社の先輩などを見て自分も将来、生き生きと働く姿を想像できることが大きく影響する。定着率の高い会社はこうした魅力がある職場の可能性が高そうだ。

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