子どもを1週間ほど休息させても学校に行きたがらないときの対応として私がすすめているのは、①近くのフリースクールに相談する、②地域の教育支援センターに相談する、③子どもが通っている学校の一つ上の学校(子どもが小学生なら中学校、中学生なら高校)に相談する、の3つです。
通える範囲にフリースクールがある場合、多くのフリースクールでは、子どもの体験入会や親向けの相談会を実施しているので、そこに参加して相談してみるとよいでしょう。
行政が運営する地域の教育支援センターに相談する方法もあります。ただ、教育支援センターはあくまで公の施設ですので、民間のフリースクールなどの不登校の子どもの支援を行う場所を教えてくれるケースはほとんどなく、教育支援センターの対応も施設によって差がありますので注意しましょう。
小学生なら中学校に相談するのも手
最後の、「子どもが通っている学校の1つ上の学校に相談する」方法は一般的には思いつかないかもしれませんが、とても有効な方法です。
例えば、子どもが小学生であれば、通っている小学校の担任の先生や学年主任などに相談するのが一般的ですが、小学校より不登校の数が多い中学校のほうが、不登校児童生徒に対するノウハウを持っているケースが多々あるため、意外と適切なアドバイスをもらえることが多いのです。
さらに高校になると、小中学生時代に不登校経験のある生徒を積極的に受け入れている学校があります。
カテゴリーが上の学校に相談する具体的なメリットとしては、親がかかえている不安、親の希望、子どもの希望の3つに分けて、“現実的な”選択肢を考えてくれることがあげられます。
実際に「(小学生の子どもが)不登校になったが、中学校の先生に相談して楽になった」と話す親もいました。中学校にはカウンセラーがいたり相談室があったりし、小学生の親にも対応してくれる学校があります。ハードルが高く感じるかもしれませんが、一度、電話で問い合わせてみるといいかもしれません。
いま通っている学校だけに目を向けてしまうと、「学校に行かせること」が目的化してしまい、視野が狭くなりがちです。少し視点を変えて、子どもの将来をイメージしながら中学校や高校に相談してみると、現実的なアドバイスをもらえて気持ちが楽になる場合もあるでしょう。
相談を通して、子どもの居場所の候補をいくつかしぼったら、いよいよ子どもをどの場所に通わせるかを決める段階に入ります。その際にいちばんたいせつなことは、「子どもがいちばん『笑顔』を見せる場所」に通わせてあげることです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら