謝罪の場面を好機に変える人が実践していること 相手が不機嫌なときこそ好印象を残すチャンス

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謝り方次第でその後の流れが変わってくる(写真:studio-sonic/PIXTA)
過ちをおかしたときに、上手に謝罪をして許してもらえる人と、謝罪の仕方が悪くて相手を余計に怒らせてしまう人がいます。その違いはなんでしょうか?『なぜか感じがいい人のかわいい言い方』(山﨑拓巳著)の中から、ビジネスで成功している人たちが実践している「上手な誤り方」をご紹介します。

全力で「申し訳ない」という気持ちを伝える

なぜか相手を怒らせてしまった。怒っている理由を聞けば、どうやら認識に食い違いがあるようだ。どうしたら良い対応ができるのでしょうか?

つい

「そんなつもりではなくて……」

「そういう意味で言ったのではなくて……」

と言葉があふれ出しそうになります。しかしもう一度話をむし返し、お互いの認識のずれが、今の状態を招いていることを説明しても火に油を注ぐことになってしまいます。

まず「お許しいただけるかわかりませんが、申し訳ないという気持ちだけでも届けたくてやってきました」という謝罪の気持ちと、誤解ではあるけれども「『誤解させてしまった』ということは『そうしてしまった』ということと同じです」という全肯定の気持ちを伝えましょう。振り上げた手を下ろさせるのは、相手に恥をかかせることになるからです。

またこういった謝罪の場は”あなたは大切な存在だ”ということを伝える絶好のチャンスでもあります。「今回の一件で、本当に◯◯さんがいないと、私はなにもできないんだと強く認識することができました」と伝えられたら、お互いの関係がもう一歩近づくかもしれません。

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