絶不調?「育休明け」ママたちを救え! 東大ママ的「モヤモヤ」乗り越え術

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〈復帰3カ月後くらいに上司と擦り合わせる〉 
モヤモヤ少なく働くために、上司の理解は最も大切です。復帰前から上司とは話していましたが、復帰3カ月後に正式に面談時間を設けてもらって話をしました。フルタイムを続けて大丈夫か、週1在宅勤務を続けるためにはどんなサポートを求めているか、あと、自分がどんな仕事をしたいかをしっかり伝えました。
上司は育休復帰ママの扱いは基本的にわかっていないので、こちらから、“こうしてほしいのです”提案は重要だと思います。わたしは海外出張に行きたかったので、「会議日程をこういうふうにしてくれたら、この海外出張に行けるから調整してくれないか?」と提案して、海外に行かせてもらいました。

これは一例ですが、冒頭の「過剰な配慮」を防ぐためにも、どんな働き方をしたいのかきちんと伝えていくことは重要ですね。「毎日、当たり前のように残業をする」ということができなくなっても、いろいろな工夫で任せてもらえる仕事もあるはず。そうやって「やりがい」を確保していかないと、なぜ仕事をしているのかがわからなくなってしまいがちです。

「過剰な配慮」を避けようとして復帰直後に「妊娠前と変わらずパフォーマンス上げます」と示すべく、いきなりエンジンをかけすぎてしまうと、数か月で息切れしがち。ある程度ママ自身も周囲も新しい働き方に慣れてきてから、どのような働き方やキャリア形成ができそうか、周囲とコミュニケーションや軌道修正をしていけるといいかもしれません。

以前より働く時間が限られるので、仕事の効率化は必須。TODOリストで優先順位をつけて、さくさく仕事を進めましょう!ただ残業ができないとなると、集中して追い込まれて仕事をするので生産性はある程度までは自動的に上がる面も。スピードの問題とは別に、周囲より早く帰らないといけないということを踏まえ、仕事の内容・やり方を工夫するという人も。

〈仕事量が減る分は提案力でカバー〉
時間に制約ができ、以前よりは仕事量が減るので、その分、「誰も気がついていない改善を提案する」ことに充てました。職場にいなくても考えられるので、寝かしつけの時間などをうまく使えます。
ほかの人が気づいていない仕事だと、「やれなくても致命的にはならない」「できるとうれしい」ので、できると評価されやすいです。提案がよければ採用されますし、そうでなくても「時間がありそうだから」と仕事を任せてもらえる可能性があります。

周囲の理解を「確保」せよ!

育休明けの私たちを襲う37.5度の壁、保育園からの「お迎え来てください」コールにはどう備えればいいでしょうか。仕事で頭がいっぱいのときにこれが来ると、一瞬頭が真っ白になりがち……。もちろん、病児保育の確保などで、自分が対応しなくても済む態勢づくりも必要ですが、それ以外にもできることがありそうです(病児保育は感染症がはやる時期などは混雑していて、数時間しか使えないことも! )。

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