東大ママ門の中には、海外で子育てをしている女性たちがいます。今日は、ママ門海外支局が始動!ママたちにレポートしてもらいました。
話を聞いた9人中7人が米国在住だったのですが、公的なサポートは少なく、高所得層しか保育園には預けられない実態が明らかに……。「家族の事情で会社を休んだり遅れたりすることは普通」で、働きやすさでは米国に軍配があがりそうなものの、あまりにも育児にお金がかかるので、それが理由で仕事を辞める人は日本よりも多そうな印象です。
米国の公的サポートは最悪!
まずは2006年理学部卒、MBA留学後に米西海岸で日系企業の海外新規事業立ち上げに関わっているAさんにお話しをお伺いしました。昨年、お子さんを産んだばかりです。
<米国では老若男女問わず家族が最優先>
米国における出産、子育ての公的サポートは最悪です。出産費用は保険適用後でも5000ドル近くかかったし、ほぼ新生児から保育園に預けられますが、公立私立にかかわらずフルタイムだと月々2000ドルもします。
それでも、周りで子どもを産みながらバリバリ働いている人が日本よりも圧倒的に多く、政策の問題じゃないんだなあ、としみじみ思います。
自分で産んでみて、また周りを見ていて感じるのは、米国では老若男女問わず家族が最優先、という人が圧倒的に多いこと。みんながそういう価値観で仕事の調整をするので、子どもが熱を出したら迎えに行くのは男女問わず普通だし、夕食時にはみんな家に戻っているし、育児休暇はみんな取るし、それが仕事上でマイナスの評価につながることはほぼない、という印象です。
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