びっくりドンキーが圧倒的支持を集める納得の訳 「ガリバーメニュー」「満喫セット」年8回イベントも

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びっくりドンキー 足立江北店
意外に長い歴史を持つ「びっくりドンキー」が愛される理由とは?(東洋経済オンライン編集部撮影)
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10月13日、全国の「びっくりドンキー」各店で期間限定イベント「ガリバーメニュー」がスタートした。11月24日まで約40日間の開催予定だ。

ふだんは150gと300gがあるハンバーグが、「ガリバーバーグディッシュ」「ガリバーバーグステーキ」は400g。前者はごはん、サラダがワンプレートで提供される(店内税込み価格はレギュラー1355円~1490円=地域・店舗によって価格が異なる)。

これ以外に600gの「ガリバーライス」や「ガリバーフライドポテト」もあり(別料金)、バーグと合わせて1㎏のメガ盛りメニューにもできる。

400gのガリバーバーグステーキと600gのガリバーライス
取材時に関係者で試食した400gのガリバーバーグステーキ(右)と600gのガリバーライス。同席した40代男性は完食した(筆者撮影)

びっくりドンキーは、「全国のおいしいハンバーグ・ステーキ店」の人気ランキングで常に上位となるチェーン店だ。現在の店舗数は340店(10月18日、福岡県に新店舗がオープン)。国内47都道府県のうち、鳥取県と島根県を除く全国各地に店を展開する。

ちなみに創業の店「ハンバーガーとサラダの店 べる」(岩手県盛岡市)が開業したのは1968(昭和43)年12月と、今年で54年もたつ老舗である。

さまざまな外食店が林立し、コロナ禍で店の経営が厳しい時代に、なぜ支持され続けるのか。運営会社の責任者に取材しながら、消費者心理を考えてみた。

来店客の5%が「400gのハンバーグ」を頼む

まずは、コロナ禍における店の現状を聞いてみた。

「1日当たりの客数は、コロナ前の2019年を“100”とすると、平均“97”(2022年4月~9月期)と、ほぼ回復しました。8月26日には徳島県に初出店しています」

運営会社・株式会社アレフ(本社:北海道札幌市)の堀雅徳さん(びっくりドンキー店舗運営本部 西日本店舗運営部 部長)はこう説明する。

繁盛店の「びっくりドンキー」も、最初の緊急事態宣言で人出が激減した2020年4月は、客足も半分以下に落ち込んだ。ただ同月が底で、夏以降は回復してテレビCMも再開した。

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