「略歴たった1行」の私が翻訳者デビューできた訳 やり抜く力をくれた「Believe It」著者スピーチ

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一方で、業界の大物からは叱責され、メディアにも大々的に取り上げられたことで、ジェイミーは、集中砲火を浴びることにもなります。

それでも、ジェイミーは自分の決断を悔やむことはありませんでした。それどころか、攻撃の中にも改善の芽を見つけ、ブランド運営にそれを反映させることで、プラスに変えていったのです。

本当に強い女性です。私たちと同じように苦しみながらも、どんなときも揺るがない信念を持ち続けたからこそ、これほどの成功を収めることができたのでしょう。

アマゾンで原書を探しては、出版社に持ち込む

『ビリーブイット』は、私の翻訳者としてのデビュー作になります。新卒で入社した貿易会社での秘書時代に翻訳業務を担当したことで、「いつかは翻訳者の道に」と夢を抱くようになり、その後アマゾンで原書をさがしては企画書を作り、出版社に持ち込むということをはじめました。

しかし、編集者の関心に合わなかったり、すでに翻訳権が売れていたりして、実現しないまま6年が経ちました。

当時は、アマゾンでの原書へのコメント数から、売れそうかどうかを気にして選んでいたのですが、ある方から「売れそうな本じゃなくて、自分が心から翻訳したいと思う本を探してみたら」と助言をいただいたのです。

そもそも出版社には、プロがいて、独自に良い本を見つけているわけですから、持ち込み企画が通ることはなかなかありません。

それに、売れそうというだけでは本の魅力を納得させられませんから、やはり、自分が自信を持ってお届けできるものでなければなりません。

そう切り替えたときに出会ったのが、この本でした。まず表紙にインパクトを感じ、どん底から成功をつかむ内容に引き込まれました。落ち込んだ自分を励ましてくれるような力が本にあったのです。

アマゾンでのコメント数は、当時まだ数百件程度で、多いとは言えませんでしたが、「この企画が通らなければ翻訳の道はあきらめよう」と考え、頑張ってみることにしました。

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