発信者に学ぶ「否定的な声」を冷静に聞く技術 「アンチは混乱したサポーター」である理由

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上司にうんざりするビジネスウーマン
「常識や慣習に従えとの外部の声のボリュームは下げ、自分の信念に耳を傾けろ」と『ビリーブイット』著者ジェイミー・カーン・リマ氏は語ります(写真はイメージ:mits/PIXTA)
2022年11月5日、朝日新聞東京本社にて、同社のエッセイ投稿メディア「かがみよかがみ」と東洋経済新報社のコラボイベントとして、『ビリーブイット』読書会が開催された。
ゲストにZ世代の論客・ヒオカ氏、MCとして朝日新聞社ウェブメディア「かがみよかがみ」編集長の伊藤あかり氏が登壇し、信念を信じて慣習を突破する力について語った。その模様を2回に分けてお届けする。今回は前編となる。

信念を信じて常識を突き破る

伊藤あかり(以下、伊藤):ヒオカさんは、『ビリーブイット』のどんなところが印象深かったですか?

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ヒオカ:たくさんあります。まず、ジェイミーが、コスメ業界の慣習を変えるところが刺さりました。化粧品のモデルは、すごく痩せていて、お肌はツヤツヤでシミ1つない人ばかりですよね。

最近は、ボディポジティブやルッキズムなどが話題になり、いろんな肌のモデルを使う企業が増えてはきましたが、本書を読んで、「美容業界の慣習を変えよう」と思う人たちの戦いがあったからこそ社会が動き始めたんだと思いました。

特に「女性や少女が繰り返し目にする唯一のモデルの写真が、自分たちとかけ離れていたら、どうやって自分のことを美しいと思えるのだろう?」という言葉は印象に残りました。

自分とはまったく違う体型で、どう考えても肌質の違う人が出ている広告を見たとき、「この化粧品を使ったところで、私はこの人とは違うし、もともと肌もすごく荒れてるし」という気持ちになってしまいます。

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