原書はNYタイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、 USA TODAYでベストセラー入りを果たし、話題書となっている。同書の読みどころについて、ひろゆき氏に語ってもらった。
小さな事業が1500億円の価値に育つ
著者のジェイミー・カーン・リマさんは、正直ないい人で、運営する事業のキーマンになる人とたまたまうまく繋がったところから、ビジネスをものすごく大きく展開していきます。
登場人物の少なさと、成功の規模の大きさの乖離がすごいですね。夫婦2人で始めた化粧品のビジネスが、1500億円で売却されるところまで成長しいく。
IT業界では、「私1人で何十億円まで事業を成長させました」という人は割といますが、IT以外の分野で、こういうケースはあまり聞かないですね。
1500億円で売却できるような事業を作ろうとすると、やっぱりその会社の社員は10万人ぐらいいるんじゃないかと思ってしまいます。でも、それをリビングルームでやれてしまう。
イットコスメティックスの場合、宣伝はテレビの通販番組で、販売は小売店に任せ、製造に関しても基本的には委託するという割り切りがありますね。それでうまくいくかどうかはわからないけれど、ビジネスの構造自体は真似しやすいのではないでしょうか。
会社自体を大きくすると、人事や面接といったことにも時間を取られます。逆に小規模だと、それをしないで、本当に自分のやりたいところだけに集中できる。
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